どーも、スーパーとかで店員さんの「ポイントカードはお持ちですか?」と自分の「袋いらないです。」がかぶっちゃうことって結構あるよね、でおなじみのBobsonです。
お互い事務的すぎて会話する気がないですよね。笑
演劇だとやってはいけないパターンです。
さて、このブログでは毎度「どーも、〜〜(でおなじみの)Bobsonです。」って挨拶をさせていただいているんですが、これ、元ネタがあります。
(元ネタから少しアレンジしてますが。)
実はこれ海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)の有田さんのフレーズなんです。
あと劇団の方で稽古日誌っていうのを書いているんですけど、そこでは「どーも僕です。」で始めてます。
実はこれも有田さんのフレーズなんですよねー。
日常会話の中でいわゆる「ボケ」みたいなことを言う時ってあると思うんですけど、
私の場合、色んな芸人さんに影響を受けてはいるものの、その中でも有田さんの
影響ってすごい大きいような気がしています。
それは、私が特別有田さんのことが好きだからというわけでもなく、
(いや、好きは好きなんですけどね。)
有田さんがボケのパターンを作るのがとても上手なので、知らず知らずに影響を受けてるんだと思います。
アンタッチャブル山崎さんのボケの形もかなり有田さんの影響を受けていると思いますが、そこまでのレベルでないにしろ、有田さんのボケというのは身体に染みつきやすいのかもしれません。
そこに上田さんのツッコミが加われば、もう完璧ですね。
上田さんは例えツッコミが取り沙汰されることが多いですが、
そもそものツッコミスピードがめちゃくちゃ早いことに加えて、
自分でフって、相手に何か言わせて、自分でツッコムというパターンを作るのが上手だと思うんですよね。
つまり、くりぃむしちゅーさんはパターン作りの天才なのではないかと思ってます。
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少し演劇の話をします。
「演技はリアクション」という言葉があります。
簡単に言うと相手の言動があって初めて自分の動きが決まるということですね。
リアクションにおいて、私が注意したいと思うのが、
そのリアクションは「想定していたものかどうか」です。
会話にはパターンがあり、人はある程度相手の反応を考えながら会話をすることがあると思います。
くりぃむしちゅーさん、つまりお笑い、バラエティを考えると見えやすいですが、
自分が何か言って、相手が反応Aなら自分はこのリアクション、反応Bなら自分はこのリアクション、反応Cなら自分はこのリアクションといったように、きっかけとなる自分の発言時にはパターンが想定されていることがあると思います。
極端に言うと、お決まりの流れ、みたいなやつですね。
日常会話でもお笑いほどではないにしろ、この「相手を予想する(パターン化する)」場面というのは結構あると思うんです。
演技の際は基本的に脚本がありますので、相手のセリフを分かった上でしゃべることになりますが、その時にフラットに演技するために、相手が何を言うか全く考えない状態になろうとする人がたまにいます。
もちろん、そういう場合もあると思うのですが、人間ってやっぱりある程度相手を予想してしゃべることがあると思うんですね。
だからシチュエーションによってフラットでいくのか、想定が入るのか見極めないといけないんじゃないかなと思ってます。
はい。演劇の話おしまいです。
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そんなパターン化の天才くりぃむしちゅーさんの魅力を存分に味わえるのが、
しゃべくり007でもなく、くりぃむナンチャラでもなく、ミラクル9でも世界一受けたい授業でもなく、(てゆーかくりぃむしちゅーさんTVですぎです。笑)
ANN(オールナイトニッポン)なのです!!!
はい! これ、もうとーっっくに終了してます。笑
復活放送を除き、放送時期は2005年〜2008年なので
私が中学3年生〜高校生3年生位までの時期ですね。
人が一番調子に乗って芸人さんのマネとかしてボケたがる時期じゃないですか。笑
私ももれなくそんな学生時代を過ごしておりました。
で、なんで今更10年以上前の「くりぃむしちゅーのANN」の話をするのかってことなんですけど、最近自粛で家に篭りきりなので、せめて少し動こうとなるべく1日1万歩は歩くようにしてるんですね。
で、ウォーキングと相性がいいのがラジオなんです。
音楽もいいんですけど、毎日は少し飽きがきちゃうので、
ラジオみたいにある程度ストーリーがある方が飽きずに聞いていられます。
今ラジオっていうと、
爆笑問題カーボーイ、おぎやはぎのメガネびいき、バナナムーンGOLD、霜降り明星のANN0、ハライチのターン!、オードリーのANN、アルコ&ピース D.C GARAGE、有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER、山里亮太の不毛な議論、
あたりをたまに聞く感じなんですけど、全部面白いですけど、それでもやっぱり一番好きなのはくりぃむしちゅーのANNなんですねー。
(今羅列して思いましたが、芸人さんのラジオしか聞いてないですね。
多分面白いかどうかとかではなくアーティストさんとか役者さんとかの「しゃべり」にそもそもあんまり興味がないんだと思います。)
ウォーキングするたびに、第1回から聞いていって159回まで、全部聞いちゃいました。
最終回はなんかもう、感慨深くなって歩きながら少し泣きそうになりました。笑
語りだすとキリがないのですが、特に好きな話とコーナーを1つずつだけご紹介します。
●好きな話・・・「濟々黌(せいせいこう)ラグビー部」の話。
1つといいながら、複数の話をひとまとめにしちゃいます。
濟々黌っていうのはくりぃむしちゅーのお二人の出身高校です。
2人はそこのラグビー部だったわけですが、その当時の顧問の先生や監督や先輩や同級生たちの話の数々がまあ面白いんです!
全然身近な人たちじゃないのに、お二人が話しているのを聞いているとまるで自分の周りで起きたことのように笑えます。
これが不思議なんですよねー。
いろんなコーナーでリスナーにも濟々黌ラグビー部の面々がネタにされてるんですけど、そのネタも面白いんです。その人のことを知ってる人じゃないと書けないようなネタの数々やフレーズにめっちゃ笑います。
有名?な登場人物たちを紹介します。
・まさきよ監督
ラグビー部の監督です。「もいっちょ集合!」「俺はお前らを誇らしげに思う」「中瀬がいいよ!中瀬こそいいよ!」「まずやってみる!」とかの名言があります。
代表的な事件は「ぷ、ぶん殴られ事件」です。
なんだよ「ぷ、ぶん殴られ事件」って。笑
そのネーミングがまず面白い。
・黒瀬先生
ラグビー部顧問の先生です。あだ名は「じきせ」。
口癖は「なんか?(なんだの意味)」「ちょっとよかですか?」「〜だね」「僕から以上」
代表的な事件は「カレー事件」「お酒かな?事件」などです。
なんか憎めないキャラクターなんですよね。笑
・なかせたけし
上田さんの小学生時代からの同級生です。
「おい、なかせ〜」と声をかけると「ん?」という反応が「ぷ?」と言ってるように聞こえたためあだ名は「ぷ」です。あだ名が1文字でしかも「ぷ」って。笑
上田さんと有田さんが部室で話しているのを盗み聞きして「ぷふぅ〜」と笑います。
まさきよ監督の時に出てきた「ぷ、ぶん殴られ事件」の人です。
まさきよ監督が新入生を集めて高いボールの取り方を教えていた時があったそうです。
ぷは体がまさきよ監督よりも大きいので、2人が並ぶとまさきよ監督は投げられたボールを取れない。
だからジャンプして取れば良いということをまさきよ監督は伝えたかったのですが、
ジャンプしても投げられたボールぷから取ることができませんでした。
ぷがボールを取って着地した瞬間、まさきよ監督はぷのお腹をぶん殴り、ボールを分捕って「な!」と言ったそうです。
・なかむらたいすけ
一個上の先輩です。あだ名は「なせん(なかむら先輩の略)」。
たまにいる感じのヘタクソなくせに威張っている先輩。
くりぃむしちゅーの2人からはナメられてます。
名言は「おいっ!お前じゃないよお前じゃ!俺だよ俺!」「俺じゃないよ俺じゃ!お前だよお前!」。
なせんはヘタクソなのでベンチメンバーなのですが、まさきよ監督がくりぃむしちゅーさんの同級生にいるもう一人の「なかむら」に対して、アップしろと声をかけたところ、自分のことだと勘違いしてアップを開始。
一方くりぃむしちゅーさんの同級生なかむらも指示が自分のことだとわかっているのでアップを始めたところ、なせんが「おいっ!お前じゃないよお前じゃ!俺だよ俺!」と言いました。
そしたらまさきよ監督が「お前じゃねーよ!」とツッコミを入れたため、ベンチは変な空気に。
そこでなせんが起死回生の一手として言ったのが「俺じゃないよ俺じゃ!お前だよお前!」です。
うーん、ここまで書いておいてあれですけど、文章だとイマイチ面白さが表現できませんね。笑
この名言たちの言い方とかもめっちゃ面白いので名言や事件が気になった方は、
くりぃむしちゅーのANNの44回と45回を聞いてみてください!
●好きなコーナー・・・「ガゼッタデロブッコミーノ」
簡単に言うと上田さんの例えツッコミをいじるコーナーです。笑
もともとは「ガゼッタデロカリカリーノ」と言うコーナーでした。
上田さんがウケを狙って、例えツッコミをしているという話になった時に、
上田さんがそれを否定して、「俺は間違いを正してるだけだ。世直しをしているんだ。」と言ったことから、では本当にブッコミ(ウケ狙いのツッコミ)をしていないのかどうかチェックすることになりました。
上田さんのTV出演などから例えツッコミを抜き出し、ウケを頂いたのかどうかをガゼッタ・デロ・スポルトの記事風に解説していきます。
・例①
有田さん:今回本誌は3月2日放送のおしゃれイズムにおける上田晋也の動きに注目した。
今回ゲストは映画デスノートでLを演じた松山ケンイチ。
前半、役に入りすぎて普段の自分と区別がつかなくなるという松山に対し、
「人間として危ないねーそれは」と松山の発言に被せ気味にツッコム上田。
これは状況説明のツッコミなので残念ながらウケ狙いではないとするが、会場の空気を緩め、開始1分にして軽快な動きを見せる。
上田さん:そんなつもりはないけどね。
有田さん:そしてその5分後、母親から映画のきついダメ出しをよくされるという松山に対し、
「そういうお母さんだから松山くんメキメキ伸びてるんだと思うよ。
俺なんかおふくろが親バカだからどうしようもねぇもん。
いや、TVで俺を見ましたと、あんたが一番かっこいいと、あんたますますリチャードギアに似てきたなと。しかもますますってことは多少似てたのかよってね!びっくりするわ!うちのお袋。がはははは。」とものすごく長い例えツッコミをし、
ロングシュートを決める。
上田さん:それは例えツッコミじゃないよ。その解釈おかしいじゃんそもそも。
有田さん:後半、上田はダーツバーでバイトしていたのに、初心者と嘘をついて映画の共演者とダーツをしていたという松山に対し、
「ガッツリやってんじゃねーか!ガッツさんがボクシング初めてだよって言ってるようなもんだよ〜」とブッコむ。
上田さん:ぶっこんでない。
有田さん:そしてここで番組終了のホイッスル。今回本誌が上田晋也に下した評価は前半6.0、後半6.4だったという。
・例②
有田さん:今回本誌は先日放送された「おとなの学力検定スペシャル小学校教科書クイズ」における上田の動きに注目した。
上田さん:すんな。注目。
有田さん:まずは前半、写真を見て昆虫の名前をゲンゴロウと答えるシーンでのこと。
南明奈が「ミトコンドリア!」と答えたのに対し上田は
「そんな破格のスケールでお送りしてましたっけ〜」とブッコむ。
上田さん:ブッこんでない。
有田さん:本来破格のスケールといえばスケールの大きいものに用いる表現であるのにも対し、上田はミトコンドリアにまでお得意のフレーズを使用していたことから、本誌はブッコミと判断した。
上田さん:違います。
有田さん:続いての場面は黒田アーサーがタニシをタナシと間違えたシーン。
ここで上田は本日最大のブッコミを披露することになる。
上田さん:なんて?
有田さん:黒田アーサーが「あ、ニュアンスの違いで」などと言い訳すると上田は
「それ、阿藤快と加藤あいを間違えるパターンですねー」と本誌読者にはおなじみのブッコミ。
上田さん:がははははは。
有田さん:ニュアンスの違いと言われたのに、ただの言葉遊びをブッコむとは驚いた。
そして最後は高木美帆が間違えたシーン。
正解できなかった高木美帆の画面だけが赤くなると上田は
「中華街で一軒だけパスタの店やってますみたいな」というブッコミを入れる。
上田さん:ブッコミじゃないね。
有田さん:それまでにも1人だけ間違えてしまう場面があったにもかかわらず、
そのフレーズを出したということは、上田お得意のその場の思いつきブッコミだったものと推測できる。今回本誌が上田に下した評価は前半後半ともに5だったと。
上田さん:うーんブッコンでないね。
記事風の解説が読まれた後に、有田さんがブッコミを追求し、上田さんはずーっと言い訳をしていきます。リスナーの研究もさることながら、このやり取りも笑えます。
Youtubeでコーナーだけまとまったりもしているので、ぜひ聞いてみてください!
ちなみに上田さんの例えツッコミを簡単にまとめるとこんな感じ。
・阿藤快と加藤あいぐらい違うよ
・アン・ルイスと半ライスくらい違うよ
・アントニオ猪木とあん時のニオイくらい違うよ!
・ぞろぞろぞろぞろついてきてっけど、これロッキーの撮影じゃないのよー
(正確には、「これあの、映画ロッキーの撮影じゃないんで、そんなにわーっと付いてこられても困んのよ。」)
・ずいぶん待ったよ!俺は「あみん」か!
・暗いなぁ、江戸時代の夜か!
・11月に冷やし中華はじめましたみたいな
・全然話が進まないよ!1月3日の高速道路か!
・スクール水着でスピード社の水着に勝つみたいな!?
・センターへのファールフライくらいあり得ないよ
・産婦人科で処女を探すより難しいよ
・羽生結弦よりスベってるわ!
・石油王なのに6畳一間みたいな
・ライス定食か!
・マリアナ海溝よりも深いよ
・歩きすぎだろ。俺は伊能忠敬か!
・ベーコンレタスエッグライスつくねバーガーか!
・キングコングバンディとアントニオ猪木のボディスラムマッチみたいになってっけどよぉ
やばいっすねー。笑
この華麗なるブッコミの数々。これでもほんの一部。氷山の一角。
よくこんなに出てくるもんですねー。
このツッコミの数々をシチュエーションから当てる「上田ファン王決定戦」も面白かったです。
優勝したリスナーすごすぎる!
ちなみに「太田上田」という番組で、このコーナーに近い感じで太田さんや番組が上田さんをいじることがあって好きです。
あとパターン作りの話で、有田さん単体だと「脱力タイムズ」が本当に神がかって面白いパターンをつくってるなーと思っていて、この番組についても暇があったら今後語りたいなーと思ってます。
皆さんも是非今更ですけど、くりぃむしちゅーのANN聞いてみてください!
時事ネタなどは古いことがありますが、色褪せず面白いですよ。
この記事、今日まで〜
まあ、たのしかった、よね?
僕から以上!
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