どーも、最近血圧を測ったら、少し下がっててホッと胸を撫で下ろしている不健康Bobsonです。
次は尿酸値、お前だ!
待ってろ尿酸値!
そしてラスボス、体重!
来年は必ずお前をおとす!
大晦日です。どうしてもこの記事を来年にしたくないので頑張って書きます!
さてさて、熱くなってしまいましたが、今年もきましたね、熱くなりましたね、M1グランプリ!
先に言います!
途中一箇所、泣きました。笑
いやー、M1当日は劇団の最終稽古と忘年会でリアルタイムでは見れなかったんですが、劇団に箝口令を敷いて、一切なんの情報もなく録画を見ることができたので、かなり高い熱のまま、見ることができたので、つい、あの場面でほろりと涙が流れてしまいました。
私の涙が流れた箇所は後ほどにして、今年のM1、松本さんとかも言ってましたが、ここ数年で最高にレベルが高く、面白かったです!
体感だとM1復活してから1番くらいじゃないですかね。
これを語らなければ2019年は終われません!
さあ毎年恒例、ステージ別コンビ別に個人的な感想を言っていきましょう!
私はちなみにゴー☆ジャスさんに注目していたんですけれども、出てこなかったですねー。
なにあの稲垣選手とかいうの。全然笑わないし、やる気なさそう。
そうね~やるきなさそう。 ブルキナファソ! そーれっ ここブルキナファソ!
ウォンチュー! 君のハートにレボリューション
……はい。
本編いきまーす。
◯1stラウンド
・1組目 ニューヨーク 616点
まず前提として、僕はニューヨークさんが好きです。
どういうところが好きかというと、2人とも性格が悪くて偏見に満ちているところがネタに昇華されているからです。
それでいうと、今回のネタは少し毒弱めに感じました。
毒弱めに感じたのといろんなネタからの寄せ集め。
面白かったんですけど、ニューヨークさん好きとしてはもっと尖ったネタ見たかったなぁという感じ。
でも審査員の方々おっしゃるように、技術と歌ネタなのにのボケ数は半端ないと思いました。
そしてここでいきなり松本さんが爆弾投下。
「笑いながらするツッコミが好みじゃない」
これね、ニューヨークさんが爪痕残せず終わってしまうから何かしてあげようという意味で言ったとしても絶対に言ってはいけないと思うんです。
私は松本人志さんのことを天才だと思っています。色んな芸人さんがそう思っているはずです。その人がこれを言ってしまったら、M1におけるツッコミのあり方が変わってしまう。
(後ほど自身で、自分の発言にフォローをいれていらっしゃいましたが。)
松本人志さんの点数自体にはなんの文句もなく、むしろ妥当だとすら思います。
これは、傾向として思うのですが、松本さんがシャイであり、芸人であるから故というのもあるのか、あの場で採点の理由をちゃんと言った試しがない気がします。笑
松本さんに関しては点数だけを信じるべきなのかなと思いますね。
ニューヨークさんのツッコミは、ヘラヘラ笑うことで揃って世間をバカにしていることを表している気もするので、むしろ変えない方がいいのかなと個人的には思います。
もし世間で変えた方がいいという声が強いのであれば、それは時代の流れなのかなと。
ーーーー
少し話が逸れます。
今回、全体的に「優しい」芸が評価されている傾向があるなと思いました。
それを世間が求めているのかもしれません。
コンプラコンプラの時代ですからね。
ダウンタウンさんが出てきた時はその逆でした。
チンピラの立ち話。
それが求められていた。
ついこの間までは有吉さんとかマツコさんとかの毒舌ブームがあった。
毒舌と優しさはある程度交互に求められるのかもしれないと思いました。
だからね、ニューヨークさんのふてくされ芸に批判が出たりするんですよ。
会場、受けてたじゃないですか。なんとか爪痕残そうとしたんじゃないですか?
しかも松本さんにああ言われて、即座にああやって、頑張って返すって頑張ったと思いますけどね。
ーーーー
私は松本人志さんはワードセンスの神だと思っています。
だから、あの場面でも、なにか、こう、ニューヨークさんに対してもワードセンスのあるものが欲しかったと思ってしまいました。
もしかしたら時間が経てば松本さんが正解だったとなるのかもしれませんが、今の私の心境はそんな感じです。
・2組目 かまいたち 660点
2組目で来てしまったかーという印象とともに。
私的、本日No.1ネタ!
「もし俺が謝ってこられてきてたとしたら絶対に認められてたと思うか」
なんなのこれ?笑
もうパニック!
パニック!笑
濱家さんの舞台を使ったツッコミ。
お客さんを巻き込んでいくスタイルが好き。
そう。思ったんですよ。
かまいたちの漫才にはちゃんと、お客さんがいて、見えてる。
そこが強い。
2組目なのでね、決勝まで残っててくれるかヒヤヒヤはしながらなのですが、審査員も絶賛なので一安心。
・3組目 敗者復活 和牛 652点
敗者復活からは和牛さんが上がってきました。
正直、少し上沼さんと同じ気持ちがありました。
和牛は最初から決勝にいて欲しかった。
本人達ですらそうだったと思います。
そう、それくらいの期待値。
ありえないプレッシャーだと思います。
M1決勝にいて当たり前って。
そんなアホな。
だからこそなんですけども、後半の
「住んでるやないか」からの築80年の洋館になった瞬間、
「いいね!」に変わっていく、ある意味和牛さんらしい
後半の盛り上げ手法がお客さんにバレてしまっていて、
いまひとつ爆発力に欠けてしまった。
面白いし、上手だとも思うんですけど、
巨人師匠のコメント、
前半心配ということ。川西さんのボキャブラリーをもっと見たかった、今田さんはネタの内容のコメントをしない方がいいよ(おそらく審査員への印象づけになってしまうので)という指摘も含めてなるほどなと思いました。
・4組目 すゑひろがりず 637点
忘年会のこのシーズン、いろんな人に使われまくったのではないでしょうか。笑
その方の、やんごとなき様見てみたし! 召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!
結構なお手前でしたが聞こえぬぞ!結構なお手前でしたが聞こえぬぞ! 召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!召っせ!
何故持っておる?何故持っておる?召し足りぬゆえに持っておる! ぐるぐる召っせ!ぐるぐる召っせ!ぐるぐる召っせ!
正月にも合ってるし、縁起いい感じですし、これも「優しい」お笑いですよね。
上沼さんの「(褒めの意味で)M1の漫才じゃない」
巨人師匠の「(褒めの意味で)形としてどうかなとは思う」
そこが全てじゃないでしょうか。
笑わせたもの勝ちだったとしても、これが決勝にいくには、全体の流れと、
M1というものとは、漫才の定義など、難しい問題かと。
キャラ漫才でも「狂言」というチョイスが年配の方にもウケるのがすゑひろがりずさんの強さですよね。
寄席とかでも使いやすいんじゃないでしょうか。
面白いし笑ったけれど、審査が難しいという印象を受けました。
・5組目 からし蓮根 639点
下馬評結構高かったし、面白かったんですけどね。
すゑひろがりずさんの次というのが少し順番的に不利だったかもしれません。
最後の、轢いた後のバックで超笑いました。
このブログはM1を見た後、軽く見返しながら書いているのですが、
逆に言うとそこ以外の印象が薄かった気がします。
ネタトータルでの印象値が弱かったのかなと。
上沼さーん! そのコメントは今じゃないと思いますけど。笑
でも、そうなんですよね。この「初々しさ」というのが今回、私決勝の採点を分けたと思うんですよ。
和牛さん全然横柄ではないと私は思いますけどね。
初々しさが欲しかったら15年じゃなくて10年に戻した方がいいんじゃないかなと。
そうですね、志らくさんが言うように技術だけの話だとニューヨークさんの方が点数高くなりそうなんですよね。
難しいですね。
松本さんここで突っ込みが怖い発言でニューヨークさんの時の自分の発言をフォロー。
からの本調子かどうかで審査員の方々白熱。笑
余計、漫才の内容の印象が薄まった気がしました。笑
・6組目 見取り図 649点
さすがだと思ったのが噛んだ後の取り返し。
今までM1で噛んでしまった芸人さんは結構いると思うんですが、そのリカバリーの速さがピカイチだったような気がします。
てゆーか登場前の写真なんなん。笑
あそこから面白いじゃん。
煽り運転の申し子。笑
ゲキ弱のバチェラー。笑
熱中症の櫻井翔。笑
「ダンサーの綱吉って誰?」とかっていう見取り図さんのこの下り好きです。
堀江選手。笑
面白かったんです。
いやー、レベル高いなぁ今回、本当。
松本さんが指摘した裾の話。
塙さんが指摘した手の話。
そういうのは本当にわかります。
気になると、全体として面白くてもそれが気になっちゃうんですよね。
演劇もそうです。
お客さん目線で見ていると意外と細かいところが目についてしまって、
そのせいで本編の面白さが減少してしまう。
もったいないので、なるべく減らしたいものですね。
・7組目 ミルクボーイ 681点
まず、私、ミルクボーイさん初見でした。
M1史上最高得点というのは、すごいですけど、平均点と審査員の点のつけ方がだいぶ変わっているので、あんまり過去と比べてどうこうって話ではないかなと思いました。
コーンフレークって。いいチョイスですよねー。
そして「おかんが言うには〜」の下りはみんな真似したくなりますよね。
かまいたちさんが楽しそうに真似してる動画があって、なんか微笑ましかったです。
誰がやっても面白い+その人がやるから面白い=最高
塙さんが言ってたこれが本当に深い。
私は劇団で脚本を書いているので、それは本当にいつも考えます。
誰がやっても面白くて、かつ、僕らがやるから面白いものを。
むずい! これが本当にむずいんです!
富沢さんが、おじさんが2人でコーンフレーク言ってるだけで面白い。
そうなんです!
そこにあのお二人というところが乗っかって爆発力を生み出す!
面白かったなー。
・8組目 オズワルド 638点
うわー、順番がきつかったなぁ。
好きなんですけどね、大きく分類するとおぎやはぎさんとかに分類されるスロートーンの関東漫才。
猿が見つけた松茸とアメリカで見つけた茶碗蒸し。笑
「ダメだぁよお前。」「それはわかってるんだってサァー!」
ツッコミ好きだなー。
でもミルクボーイさんの爆発力の後には弱く感じてしまいますよね。。。
今年はこれぐらいになってしまいましたという松本さんの発言。
それだけやはりレベルが高かったのでしょう。
来年以降も頑張ってほしいです。
霜降り明星が去年と違うって言ってましたけど、本当に。
盛り上がり方が違いますね。
楽しい!
・9組目 インディアンス 632点
私、インディアンスさんは出始めの頃から知っていて、
そのうち上がってきてほしいなぁって思っていたので、ただ純粋に嬉しいのがまず一つです。
で、このおじさんネタも知っていて、インディアンスさんの中でもかなり上位(M1にかけるんだから当たり前ですが)の面白さ。
でも、好きなのに、全体で見比べた時に、
礼二さんの「人間味」という言葉。すごくわかります。
インディアンスさんの漫才って系譜としてはアンタッチャブルさんとか Hi-Hiさんとかだと思うんですけど、田渕さんがザキヤマさんレベルまでいかないと、きむさんが柴田さんに匹敵するツッコミの「強さ」を持てないと優勝はできないのかなぁ。
塙さんが言っていた「平和すぎた。」という言葉。
これも難しい。
先ほどの優しいの話ですが、優しいだけではやはりダメで、そこに1つクセが乗っかってないとダメだと思うんですよね。
そういう意味でいうとインディアンスさんはクセが強いようでいて、弱いのかなー。
頑張ってほしいです。
・10組目 ぺこぱ 654点
志らくさんと同じ感想です。
最初出てきて、「あ、あんまり好きじゃないかも。」と思いました。
からの
「かぶってるなら俺が避ければいい」
で掴まれて
「時を戻そう」
「ぶーんじゃなくてスーンの車がもう町中に溢れてる」
「できないことを求めるのはやめにしよう」
「休憩はとろう」
「ハンドルを握らなくてもいい時代がもう目の前まで来てる」
「キャラ芸人になるしかなかったんだ」「まだ迷ってる」
「お前よりはうるさい」
爆笑。
ぺこぱさん好きなのは、働き方改革とか車の未来の話とか、そういう「今」のネタであること。
芸風自体もすごい時代に合っていると思いました。
平和なだけではダメという塙さんの言葉がこれを見ると集約されているような気がします。
「え? 急に正面が変わったのか?」
間がすごいよかった。
「いい加減なことなんかない」
いやー、10組目にしてこの爆発力。
すごいなー。
上沼さんの「ナスビのツッコミ好き!新しい!」
ノリツッコマないボケかー。いやー時代に即したすごい発見。
巨人師匠のコメント後の「あー、もう全部バレちゃった!」がすごく可愛いかったです。
そして塙さんや富沢さん、礼二さんのぺこぱ応援コメント。
からの、
ここです。
私が泣いたのは。
和牛さん破れる。。。
あんな表情しながら、ボケる和牛のお2人。
そして審査員の話から予想されるぺこぱさんの苦労人感。
そんなことを思っていたら、泣いちゃいました。
M1見て泣いたの初めてかもしれないです。
〜〜〜
1stラウンド総評
1位 ミルクボーイ
2位 かまいたち
3位 ぺこぱ
4位 和牛
5位 見取り図
6位 からし蓮根
7位 オズワルド
8位 すゑひろがりず
9位 インディアンス
10位 ニューヨーク
という形です。
いやーレベル高い。
個人的に順位をつけるとすれば
1位 かまいたち
2位 ぺこぱ
3位 和牛
4位 ミルクボーイ
5位 見取り図
6位 オズワルド
7位 からし蓮根
8位 すゑひろがりず
9位 ニューヨーク
10位 インディアンス
ですかね。
ミルクボーイさんが個人的に少し下がったのは、ミルクボーイさんが発見したのは、漫才のシステム(ハライチさんみたいな)で、ぺこぱさんが発見したのは、漫才のボケツッコミの概念(つまり笑い飯さんのWボケみたいな形)だからでしょうか。
基本的には漫才ってある程度、芸人が素に近い状態であってほしいなと思ってる自分がいるんですよね。正確に言えば素に見せるというか。
そういう意味では、すゑひろがりずさん、インディアンスさんは下がってしまったのかなと。
〜〜〜
◯ファイナルラウンド
松本さん風俗たとえ好きですなー。笑
・1組目 ぺこぱ
「後ろに向かって喋った声が壁に跳ね返り確実にみんなに届いてる」
やはりつかみが面白い。
「お年寄りがお年寄りに席を譲る時代がもうそこまで来てる」
いやー、本当にそうですよね。笑
1本目の車なんかにも言えますが、この辺の時代に即してる感がすごい好きですね。
「間違いを間違いと認められる人になろう」
「間違いは故郷だ。誰にでもある。」
「漫画みてぇなボケしてんじゃねぇよっていうけど、その漫画ってなんですか?」
「どういうボケでも処理するのが俺の仕事なんだ」
「お前が終わらせたっていい」
これ、カレンダーの話くるんじゃないですか。笑
期待通りの2本めという感じでした。
・2組目 かまいたち
トトロを見てない自慢。笑
そしてやはりお客さんへの意識が強いのが好きです。
「俺が時間という壁に守られちゃってるから」
「トトロすらいらん」
笑。
お客さんの手ぇあげる人数でネタ変わるのかな。
そういうネタを決勝でやるのってすごいですね。
不確定要素で勝負する。かっこいい。
・3組目 ミルクボーイ
今度はもなか。
正直、私はコーンフレークに比べて弱いなと思ってしまいました。
やっぱりコーンフレークというチョイスが絶妙に面白かったんだと思います。
このシステムの発明自体はすごくてもなかのネタも笑ったんですけど、
1本目ありきの漫才の入り方も私的にはうーんというところです。
正直1本目ほどの爆発力はなかったのかなと。
〜〜〜
総評
結果、松本さんがかまいたちさんに入れて、それ以外がミルクボーイさんに入れてミルクボーイさんの優勝。
ミルクボーイさんおめでとうございます。
松本さんがかまいたちが勝てなかったのは有名だからみたいなことをワイドナショーでおっしゃっていて、それはあるのかもなと。
M1は今「新しさ」「初々しさ」が求められているような気がします。
そして今審査員をしている方の半数はM1によって人生が変わった人たちです。
かまいたちさんはKOCもとっていて、すでにテレビ露出も多い。
和牛さんが落ちた理由もその露出の多さも一因かもしれません。
でも賞レースにおいてそれって関係あるのかな?
関係あっていいのかなとは思ってしまう。
でも、思えば番組づくり的にも、島田紳助さんが「漫才に恩返しをしたい」「芸人を辞めるきっかけを与える」という思いで立ち上げたのですから、すでに売れている芸人さんが優勝することは、ある意味M1の趣旨に反するのかもしれないです。
紳助さんは10年で芽が出なければ芸人やめた方がいいという理論でした。
でも芸人の高齢化に伴い15年でも若手な時代になりました。
この先どうなるんでしょうね。
さてさて個人的な順位としては
1位 かまいたち
2位 ぺこぱ
3位 ミルクボーイ
です。
えー、でも本当に今年のM1はレベル高かったですね。
敗者復活が例年の決勝レベルというか。
超楽しかったです。
今年の話は今年のうちに終わらせたかったので、ここで締めます。
何はともあれミルクボーイさん、おめでとうございます!
本当に今回は流行りそうなネタがいっぱいでした。
みなさま良いお年を。