ぼぶそんの脚本
川の流れにイシをぶつけろ!!!
●あらすじ
就職活動連敗中、彼氏にもフラれ日本一不幸だと河川敷で嘆く女子大生、加藤ひばり。
そこへ自称キャリアアドバイザーの酔っ払いOL、「私は、あなただよ」と言って接近してくる謎のヒッピー女、さらには河童を追い求める川ブロガーと破茶滅茶な人物たちが次々と現れて、ひばりを巻き込んでいく。彼女の就活はどうなるのか?
河川敷で4人の女の運命が交差するハイスピード青春就職活劇!
―――さあ、川の流れにイシをぶつけろ!!!
●ぼぶそんの一言
2018年2月上演。女性4人の脚本なのですが、本番直前急遽キャストが1名男性に変わるというとてつもないハプニングがあり、脚本を書きかえました。ハプニングも人生にはつきものですね。これはハプニング前の脚本です。人生の選択のお話です。予告動画はこちら。
男0:女4: 上演時間 約60分
夏の夜からホタルは消えた
●あらすじ
廃墟となった水族館。6年前、高校の同級生である水野灯と金井優希はこの場所で一度行方不明になっていた。無事に戻って来た2人であったが、優希はこの地に拘り続け、引きこもっていた。そんな優希をなんとか外に連れ出そうとする灯。灯の兄、一は、優希にばかり気を揉み、仕事すらしない灯を心配し、灯と優希を解放するため、行方不明事件に関わった可能性のある彼女の同級生、土井俊介らを水族館に集める。そして徐々に明らかになる6年前の真実。なぜ優希はこの場所に拘り続けるのか、その真相が解き明かされた時、驚天動地の夏の夜が幕をあける。過ぎ去りしあの日を憂う者たちによって巻き起こるノスタルジックサスペンス!
―――ねえ、言霊って知ってる?
●ぼぶそんの一言
2018年8月上演。青春時代にやり残した後悔って大人になっても引きずっていくものですよね。そんな「ナニカからの卒業」をテーマにした作品です。
タイトルから環境破壊のお話かと思われたりしましたが、環境問題は一切扱っていません。笑
予告動画はこちら。
男7:女2: 上演時間 約100分
世界一かわいいのは絶対私で後はみんなブスばっか。
男5:女7: 上演時間 約80分
●あらすじ
天上天下唯我独尊、
世界一自分がかわいいと思っている女、我妻エリカ。
CMや雑誌などで活動している彼女は、突如女優への転身を決意する。
しかし初挑戦の舞台には、エリカが密かに敵視している犬井キコがいて……。
一方、警視庁の小田切修一郎は世間で頻発する地方アイドルなどを狙ったアシッドアタック(酸攻撃)事件に悩ませていた。
かわいくありたい女子の思いが錯綜する猛毒エンターテインメント!
●ぼぶそんの一言
2019年2月上演。「人は中身」「人は見た目」なんて議論がよく行われると思いますが、それに対して、自意識とコンプレックスをテーマに私なりの思いをぶち込んだ作品となっています。
予告動画はこちら。
結婚なんて言わないで
●あらすじ
結婚宣言を機にすれ違う男女の物語。
別れ際ショートストーリー。
●ぼぶそんの一言
2018年4月公開。短編というものを初めてちゃんと書きました。TEAM909の新人練習用に書いて、後に撮影を行いYoutubeで公開していたのですが、平成の終わりとともに一旦TEAM909の映像作品を公開終了にすることにしたので脚本をUPします。映像作品の過去ログはこちら。
男1:女1: 上演時間 約8分
イミテーションワールドエンド
●あらすじ
美澄陽子(ミスミヨウコ)とその同期、影山穂花(カゲヤマホノカ)はデザイン会社「雷通(ライツウ)コミュニケーションデザイン」に勤める若手社員。
入社3年目のある日、2人にとって初めての大きいクライアントの仕事が舞い込む。
気合充分にのぞんだ2人であったが、スパルタ社長、矢野絹奈(ヤノケンナ)から出された指令は「海外のデザインを盗用しろ!」であった。2人は指令に従ってしまうのか?
そして2人の選択に、若くしてチームリーダーの地位を掴んだ先輩社員、永井美里(ナガイミサト)の秘密や「雷コミの幽霊」のあだ名を持つ社内でも評判の不良社員、新垣栞(アラガキシオリ)の暗躍など社員たちの思惑が絡み合い、物語はやがて親会社の大手広告代理店「雷通(ライツウ)」をも巻き込む事態に発展していく。
デザイン盗作を巡って巻き起こる企業サスペンスエンターテインメント!
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
●ぼぶそんの一言
2019年4月上演。「このネタを私が書いていいのか?」ってちょっと思いながら書きました。あくまでエンターテインメントです。「0.1%の証明」と言い、私は演劇であまり取り扱われないこのジャンルをやりたい思いがなかなか強いようです。
男2:女5: 上演時間 約70分
愛されたいとか言ってる奴は全員死ね
●あらすじ
あなたには大切な人がいますか?大切な人がいなくなるとわかったらどうしますか?
これは、愛する人を失う3人の「私」の物語。
真実の愛を探し求める感動の終末オムニバスラブストーリー!!!
……では終わらない!
オムニバスを見届けるのは、東郷大学医学部附属病院の研修医、白幡仁美。
彼女は考え方が対照的な2人の指導医、外科医の青柳と精神科医の赤羽の間に挟まれ心を揺らす。
「いいか? 死ってのはドラマだ。病室ごとにストーリーがある。言ってみりゃオムニバスだ。」
「医師は患者に必要以上に感情移入すべきではありません。」
何度も死ぬ謎の男。病院内で蠢く各科の派閥争い。そして精神科で生まれる1つの純愛。
死の続きとは、真実とは、何か?研修医白幡はオムニバスの先に何を見るのか?
病院を舞台に繰り広げられるラブサスペンス!
ーーー「なぜ人は人を慈しみ、愛すると思う?」
●ぼぶそんの一言
2019年8月上演。今まで避けてきた「愛」と「死」と言う壮大かつ偉大なテーマにとうとう挑戦しました。もちろん髪も心も捻くれまくった私の作品なので、単純な感動物語でこのテーマに片をつける気は更々ありませんでした。世にはびこる御涙頂戴への私からのささやかなアンチテーゼです。
予告動画はこちら。
男3:女7: 上演時間 約120分
負け犬だけど生きてていいですか?
男5:女5: 上演時間 約90分
●あらすじ
やりたいことも見つからず、成功体験もほとんどないが、自分には何かしらの才能があると信じて、現実逃避し続ける美大卒のニート大塚信乃(おおつかしの)。
酒を飲めば出世していく同期や結婚していく周りを妬み、悪口ばかり言う、服飾メーカーに勤めるうだつのあがらないサラリーマン結城戌孝(ゆうきもりたか)。
プライドだけは一丁前の負け犬2人が、ひょんなことからアートとビジネスを繋ぐベンチャー企業「チャンプルー」と出会い、自分を見つめなおしていくことになるが……。
才能がない人間の、負け犬の、正しい生き方ってなんですか?
「今の自分を認めてあげる」とか「人と比べないようにする」とかよく言うけれど、それで本当に幸せですか?凡人の凡人による凡人のための人生哲学エンターテインメント!!!
ーーー「皆さま、よき負け犬人生を!」
●ぼぶそんの一言
2020年2月上演。才能ひしめき合うオリンピックイヤーのスタートだからこそ、才能がない奴らの雄叫びを描きたくなりました。よく言えば反骨精神。悪く言えば、逆張り野郎。
ほら、表があったら裏があるのが世の中じゃないですか。笑
予告動画はこちら。
ずっと風邪ひいてるね
男4:女4: 上演時間 約80分
●あらすじ
大崎直幸(おおさきなおゆき)は家庭教師のアルバイトをしている大学3年生。彼の担当生徒の一人である高輪みちる(たかなわみちる)には直幸と同じ名前の直行という引きこもりの兄がいた。直行は都内ナンバーワンの偏差値を誇る東郷大学(とうごうだいがく)の学生であり、家族からも天才扱いされている。そんな天才の兄を誇らしく思っているみちるは時折直幸に兄との推理対決をけしかけて遊んでいた。
進路に悩むみちる、奇妙な高輪家の約束、直幸の大学の映画サークルでの問題、不倫関係に悩む友人、様々な日常のモヤモヤを抱えつつも直幸と直行の謎解き合戦は続いていき…。
臭いものに蓋をしているだけでは、人は前には進めない?
それとも
蓋をしているから前に進める?
日常を少しだけはみ出た先にある謎解きドラマ!
●ぼぶそんの一言
久しぶりに劇団と無関係の脚本です。コロナ禍で公演が中止になったりして時間ができたので書きました。コロナとか震災とかの災害の時って人の優しさもすごい感じるんですけど、同時に人の冷たさみたいなものも感じることがあって…。
別にコロナだからというホンではないですが、そんな心境から書いたものです。
あと単純に、謎解きが書きたかった!