どーも、先日尿酸値がちょっと高めなことがわかり、痛風の恐怖に怯えているBobsonです。
ダイエット中の今、そこがNGになると本当に食べるものがなくなるので、なんとかしたいところです。
さて、今年もやってきましたキングオブコント。
毎年恒例になっていますが、今年も個人的な感想をまとめたいと思います。
去年の今頃は日村さんがちょっとアレな時期で、みんなにいじってもらって救われたな〜みたいな感じでした。
なんか最近はやらせ問題でまたアレな時期ですね。
なんでしょうねこれは。笑
必ず何かしらあるんですかね。
クレイジーとかいきなり松本さん自分でいじってたし。
そしてオープニングで「結果発表」が謎のいじられをしてて笑った。
あと審査員の写真並ぶところ、設楽さんだけ怖い。笑
笑ってないのが設楽さんと大竹さんで、大竹さんはまだ表情が柔らかい(喋ってる風な)んですけど、設楽さんめっちゃ怖い。
では、例年通り、ステージ別コンビ別に感想を書いていきたいと思います。
◯1stステージ
・1組目 うるとらブギーズ 462点(設楽・日村・三村・大竹・松本=90・95・95・92・90)
催眠術ショーでお客さんが喋ってる人と一緒に喋ってしまうというネタ。
照明が良くない。青で暗めの照明はこの手の笑いには向いていないと思う。
皆さんかなり褒めてましたが、私的には喋りがかぶるという1ネタでごり押しするには、正直弱いかなーと思いました。
松本さんが「トップらしくないトップやなー」って言ってましたが、本当にそんな感じ。
松本さんは音響とかも褒めてたましたが、これも私的にはマイナスポイント。
本来はもっと催眠術ショーという独特の空気感の中でアレをやるから面白いんだと思うんですが、音響照明がそういう意味では中途半端だと思いました。
会場の声援のとこと「遊ぶのやめてください」が面白かった。
ただこのネタ、間のコメントで使いやすいな。笑
・2組目 ネルソンズ 446点(設楽・日村・三村・大竹・松本=90・90・90・90・86)
野球部のマネージャーが遊んでる話を付き合ってる先輩に言っちゃって、言うなって言われてる話を次々ペラペラ喋っちゃうネタ。
「言わねぇよ親友だろ」が面白かった。
笑いは意外性だというのであれば、すぐに先の展開が読めて、意外性はなかった。
キャラ押しだとしてもこれも弱い気がした。
悔しいとか言ってましたが、日村さんと和田さんでは、キャラパワーが違う。
(バナナマンさんの出始めを考えても。)
三村さんも和田さんがキレる下りで会場引いてたとか言っちゃうし。笑
バスケがやりたかったの下りも変化球ながらちょっと滑ってましたし。
浜田さんが青山さんの怪我ネタいじってたな。
設楽さんも元気にやってくれてることが嬉しいとか言ってたし。
……不祥事多すぎません?笑
ダウンタウンの2人が笑いに変えてくれているとはいえ、純粋に楽しめなくなる。
・3組目 空気階段 438点(設楽・日村・三村・大竹・松本=87・88・88・90・85)
峯田さんが前コメントってことがまず面白いな。笑
変なタクシーの運転手のとことに似た男が乗車するネタ。
迷路書いてたり、根室、目黒の聞き間違いなり、リクラインングとシフトレバーなり、
キャラ押し系のネタがとことんハマらなかった。
で、その中のネタっぽく以前のせたことあって、トランペットにヘチマの人だとか、親戚80人でジェネレーションズのライブに行った人だとか言われる。
これが伏線なんですが、これが出てくるのが遅い。
次にトランペットの人が乗ってきて、最後にジェネレーションズの人と見せかけて、トランペットの人でジェネレーションズの人が乗ってる前の車を追う。
スタンプカードの下りも微妙だったなー。
松本さんはもっとシンプルにって言ってましたけど、私はもっと構造で笑わせて欲しかったです。構造がしっかりしている割に、小ネタでボケすぎていると思います。大竹さんが前半無駄だったって言っていたけれど、その通りだと思いました。
浜田さんが松本さんに何度もフってたのは会場の空気が重いのを変えたかったからな。
・4組目 ビスケットブラザーズ 446点(設楽・日村・三村・大竹・松本=89・90・90・88・89)
記憶がなくなって、ずっと上ばかり見て知らない町に来た奴(ゆうた・男)と下ばかり見て出会った奴(きょうこ・女)のネタ。
「すべて思い出した」からの下りで笑った。
ある意味こーゆー演劇的表現?をバカにしてるよなぁ〜。笑
好きです。
「サン」「デー!」「マン」「デー!」「チューズ」「デー!」「ウェンズ」「デー!」「サーズ」「デー!」「フライ」「デー!」「サタ」「デー!」
好き。
曲まで調べちゃいました。コードギアスのモザイクカケラって曲らしいです。
オチは少し弱かったかな〜。
敗退の時の空気階段のかたまりさんの顔芸が面白かった。
・5組目 ジャルジャル 457点(設楽・日村・三村・大竹・松本=92・93・89・90・93)
野球部の補欠で後輩教育係のアドバイスが何言ってるか一定の距離離れると英語っぽくなってわからないというネタ。
同じ1ネタゴリ押し系でも、うるとらブギーズさんと違い、うまく変化球を入れてきてたと思いました。この辺りがやっぱり上手い。設楽さんが言う通りテクニックがあるんでしょうねー。
でも点数はうるとらブギーズさんの方が上か〜。
めちゃイケ出てたからかな。笑
なんかネタ変えた問題があるらしいですが、骨折だと仕方ない気も……。
ジャルジャルさんが悪いというよりは運営側がどう判断するかという問題。
ネタ変えなきゃいけない状況なら違反として他を繰り上げるとか、やむを得ない事情で主催者が許可を出した場合にはネタを変えても良いとするとか。
・6組目 どぶろっく 457点(設楽・日村・三村・大竹・松本=93・96・98・97・96)
ミュージカルみたいなコント。
森で不治の病を抱えた母を持つ農夫が神様みたいなやつに出会って、
「大きなイチモツをください」と願うネタ。
ためがあってからの「大きなイチモツ」は結局どぶろっく下ネタかよっていうある意味期待通りである意味期待外れのなんか変な笑い。
よくキングオブコントにこれを持ってきたな〜。
まあ爆発力はありますよね。
審査員が軒並み高評価。高評価も高評価。
浜田さんがさすがにツッコんでたけど、これでいいのか?
設楽さんが言ってたように「生き様」はありますね。貫き通してはいました。
けど、これがよしとなるとコント職人たちがかわいそうに思えてくる。
あくまでにゃんこスター的なイロモノ枠であってほしい。
・7組目 かが屋 446点(設楽・日村・三村・大竹・松本=94・89・87・88・88)
アメトーークでキングオブコント優勝確実と言われている下馬評が高い状態が嫌だと言っていたかが屋さん。
花束を持ってお店で開店から閉店まで人を待ち続ける男の物語。
今までネタって書いてたのに自然と「物語」って書いてしまった。笑
蛍の光が悲しすぎる。笑
え〜!幸せになってほしい。笑
うわー、順番悪かったのかなー。
世界観好きだし、設楽さん最高点だけど、うーん。
せめて2本目が見たかったなぁ〜。
応援してたので、悔しい。
でも爆発力がと言われてしまえば、それまでか。
特に直前が爆発力の塊では…。
あとかが屋さんならもっとキングオブコント向きのネタがあるような気がしたりもしました。
贔屓目が過ぎますかね?笑
・8組目 GAG 457点(設楽・日村・三村・大竹・松本=92・88・92・93・92)
キングオブコント3年連続。この事実だけですごいことです。
彼氏に男女コンビ結成を報告するというネタ。
そして彼女がめっちゃブスいじりされる。
「こんなブスと付き合いたい男いるかー!」
「順に!」っていうフレーズ好き。
そしてコンビではなくて、トリオの依頼だったというオチ。
うん。GAGさんのネタは普通に好き。
大竹さん言ってましたが、宮戸さんがそこまでブスじゃないのが複雑。笑
・9組目 ゾフィー 457点(設楽・日村・三村・大竹・松本=90・90・89・91・92)
飯塚さんが褒めてると、もうそれだけで、贔屓目が入ってしまう。
腹話術師の不倫報道記者会見ネタ。
人形の表情が……。笑
ずるいよー。笑
「だったら〜問題ないんじゃない?」「確かにね。」
松本さんがカメラワークに言及していましたが、これは難しい問題ですね。
テレビでやるコントとしては優れているのかもしれませんが、基本的にはコントは舞台でやるものですもんね。
私も思わずずるいと書いてしまいましたが、それも含めて小道具頼りだったことが、点数が伸びなかった理由なのかもしれません。
でも笑いました。
・10組目 わらふぢなるお 438点(設楽・日村・三村・大竹・松本=87・87・88・87・89)
速さがモットーのバンジージャンプのネタ。
「こんなんで飛んだら死んじゃいますよ」で一発どん。
「投げて投げて投げて」で二発目どん。
挑発して日も投げさせる最後の下りで三発目どん。
小ネタは常に挟み続けているんですが、二発目から三発目の間がなかなか笑いが来ず…。
サンドウィッチマンさんのような小ネタを挟んでいくスタイルはやはりフックづくりが難しい。
三村さんも言っていたがネタがライト。
2年前はトップバッターで今回はラスト。順番に恵まれていないのかもしれません。
ブラジャーの下りで葵わかなさんが真面目に「白Tシャツなのに…。」って言ってたのが地味に面白かった。
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3位が同点のため、決選投票に。
バナナマン+松本さんがジャルジャル、さまぁ〜ずさんがGAG。
コンビで分かれたのが興味深い。私はこの2組なら、GAGさんでしたね。
わらふぢなるおさんがずっといるの笑った。
というわけで、決勝にはどぶろっくさん、うるとらブギーズさん、ジャルジャルさんが残りました。
全体順位は
1位 どぶろっくさん
2位 うるとらブギーズさん
3位 ジャルジャルさん GAGさん
5位 ゾフィーさん
6位 ネルソンズさん ビスケットブラザーズさん かが屋さん
9位 空気階段さん わらふぢなるおさん
ここまででの個人的な順位としては、
1位 かが屋さん
2位 ゾフィーさん
3位 ビスケットブラザーズさん
4位 GAGさん
5位 どぶろっくさん
6位 ジャルジャルさん
7位 うるとらブギーズさん
8位 空気階段さん
9位 ネルソンズさん
10位 わらふぢなるおさん
上位5組が難しい。。。
そして結構、実際の順位と差異がありますね。
まあ、個人的な順位なので。
ちなみに個人的に気になる設楽さんと大竹さんの順位は、
(M1では松本さんの順位が気になるんですが、KOCはこの2人が気になります。)
設楽さん
1位 かが屋さん 94
2位 どぶろっくさん 93
3位 ジャルジャルさん GAGさん 92
5位 うるとらブギーズさん ネルソンズさん ゾフィーさん 90
8位 ビスケットブラザーズさん 89
9位 空気階段さん わらふぢなるおさん 87
大竹さん
1位 どぶろっくさん 97
2位 GAGさん 93
3位 うるとらブギーズさん 92
4位 ゾフィーさん 91
5位 空気階段さん ネルソンズさん ジャルジャルさん 90
8位 ビスケットブラザーズさん かが屋さん 88
10位 わらふぢなるおさん 87
審査員が現在の体制になってから、皆さん結構迷わずに笑いさえ取れれば、イロモノでも高得点を付ける傾向はありますよね。
技巧系は、笑いを取れていても、なんか言われてしまうイメージ。
イロモノ、キャラ押し系は、笑いが取れてると文句がつけにくいのはありますよね。
物差しがブレます。
さて決勝です。
が、正直期待薄でした。
去年もそうだったんですが、私が2本目みたい人たちがことごとくいないんですもん。
◯ファイナルステージ
・ジャルジャル 448点(設楽・日村・三村・大竹・松本=90・90・88・90・90) 計905点
空き巣が友達のフリして馴れ馴れしく接しようとするネタ。
なんかアンジャッシュさんで見たことあるような設定。
……からのハッピーバースデーでの心霊オチ?はジャルジャルさんならではか。
弱いし、ジャルジャルさんに期待しているのはそういうことではない気がしました。
審査員の言ってることはまさにその通り。
だから松本さんGAGさんにしときなよー!
三村さんのコメントに対しての「本当に勉強になります」はちょっと福徳さん、尖りでたか。笑
・うるとらブギーズ 463点(設楽・日村・三村・大竹・松本=93・92・93・93・92) 計925点
サッカーの実況&解説で、雑談的な話をしすぎるというネタ。
また1ネタごり押し系。
しかも1本目のネタは、あまりない設定(喋りがかぶる)だったのに対し、今回は割とオーソドックス。ごり押しするには弱いですし、お二人とも地のキャラが濃くないので、そこでのパワーもない。うーん。
設楽さんがこーゆーふたりではしゃぐネタについてお話ししてましたが、バナナマンさんもそれ系は得意としてますもんね。
三村さん、1本目はいそうじゃないでしょ?笑
それとも大竹さんと同じく、演技が自然的なことを言いたかったんですかね?
浜田さんがジャルジャルさんの足踏もうとした理由がここで明かされるという。笑
浜田さん鬼畜。
・どぶろっく 455点(設楽・日村・三村・大竹・松本=94・90・89・91・91) 計935点
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
同じセット??
金の斧、銀の斧からの「大きなイチモツ」を授けようとする神様のネタ。
同じじゃん! そして1本目ありきじゃん! そんなのあり?
それににゃんこスター的なことで言えばここは点数低くなるべきじゃないですか?
まあ、点数さがりはしたんですが、そもそも1本目で高得点あげすぎですよね。
TV的には期待されていることをやるって、すごい大事なことなんだと思いますが、
賞レースとしてこれでいいんですかね?
あとTV的なことを言えば、我慢汁発言も貫くことはいいんですが、時間帯と視聴者層を考えると如何なものかと。
でもイロモノ系のネタやる人たちにとっては希望になったのかもしれません。
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うーん、今年も2本目は3組とも面白くありませんでしたね。
去年のデジャブ。
松本さん言ってましたが、貯金で勝っただけ。だから1本目で貯金をあげすぎなんですよね。
あげすぎなければ、うるとらブギーズさんだったのかな。
でもそれも微妙ですが、まだその方が…。
下ネタで優勝っていうのは、うーん。
面白いかどうかは置いておいて、下ネタって邪道であるべきだとは思うんですよね。
M1にテツ&トモさんが出てきた時も賛否ありましたが、正道には正道の良さ、邪道には邪道の良さがあって、道が違うので、同じ取り扱いはできないし、しない方がいいと思うんですよ。
ああ、せめてジャルジャルさんがもっといいのを出して、ようやく賞が取れましたの方がよかったかなー。
やっぱり、私は、かが屋さん、ゾフィーさん、ビスケットブラザーズさん、GAGさんあたりの2本目が見たかったです。
あー、ああ残念。
ちなみに準決勝組であがってきてほしかったなぁって思ってた人は、
東京03飯塚さんが喫茶店でお笑いを語っているというザ・マミィさんと
KPKDBFのネタが大好きなファイヤーサンダーさん。
今年はそんな感じでした。
毎度思いますが、一口にコントって言っても色々ジャンルがあって、評価するのって難しいですよね。
回を重ねるごとに、それだけコントが世に広がって、コントに対する既視感も増えていって、新たな形、自分たちのスタイルを開拓するのも大変です。
評価される芸人さんたちも審査員も不安よな。
自分もモノをつくるものとして、新たな形、自分のスタイルを開拓しないといけません。
先人たちは偉大です。でもうかうかしてると先人たちが日々増えていきます。
大変ですね。
何はともあれどぶろっくさんおめでとうございます!
とりあえず来年は、賞レース決勝時期はノースキャンダルでお願いしたいですねー。
以上です。