どーも、しずかちゃんより入浴率が高めでおなじみのBobsonです。
最近家に引きこもってますからね。お風呂率が普段よりさらにアップしてます。
1日5〜6回入ることは珍しくない。
大体「きゃーのび太さんのえっち!」状態です。
さてしばらくブログをサボってしまっていて2020年初更新なのですが、今回は緊急事態宣言前に体験しに行った桐生断食道場のお話を書きたいと思います。
・なぜ断食道場へ?
・桐生断食道場の説明
・桐生断食道場での生活
・断食道場から帰ってきて
という感じで書いていくよ。
まず結論から言うと3泊4日で91kgから87kgに。つまり4kg減りました。
・なぜ断食道場へ?
去年の夏に体重が100kg超えまして、「これは才能がないと辿りつけない境地だな」と思うとともに「あれ? これおれ早死にするんじゃね?」と脳みそがアラートを発していることに気づいたんですね。
それで秋から「20代最後のダイエット」と銘打って、2020年の10月26日、つまり私が30歳になるまでに体重を65kgまで落とす(マイナス35kg)いう一大プロジェクトを始動したわけです。
が……10月下旬、開始から50日目、83.8kgまで体重を落としたところで挫折。
2020年3月までの間に94kgまでリバウンドしました。
こりゃいかんと思い、2ndプロジェクトを始動させたんですが、10日でマイナス3kgという微妙な滑り出し。
私、ダイエットはモチベーションが大事だと思ってるんですよ。
緩やかに長期的なのが健康にいいことくらいわかってますが、コツコツやるの苦手なんです。
人生においてコツコツやれたことなんて一つもないんじゃないかな?
短期間集中型の人生を過ごしてきたような気がします。
その方が自分の性に合ってる。
てことで手っ取り早く体重を落とす方法としての断食をチョイスしました。
自分の意志で自宅断食はこれまでも何回かやったことはあったんですけど、「それだけだとなんかつまんないなー」と思ったわけです。
ダイエットはモチベーションが大事。何か楽しいスパイスがなければ!
ちょうど2月に公演が終わって演劇も、そして本業の仕事も2月末には落ち着いていたので、
せっかく断食するなら道場に行ってみるか、話のネタにもなるし!
と思ったのが断食道場に行こうと決めたきっかけでした。
それでインターネットで断食道場を色々検索してたんですが、
まあそこそこお高いわけですね。1泊1万円以上はざらにある。
1泊1万以上かけるならいいホテルに泊まりたいし旅行がしたい。
成田山の1泊5千円てのもありましたが、それはちょっと修行すぎる。
そんな中見つけたのが桐生断食道場でした。
3泊4日で1万8千円。しかも群馬だから交通費もそんなにかからない。
よし! ここに決めた!
宿泊の2週間くらい前に電話したら、普通に空いていたので、すんなり道場行きが決定しました。
・桐生断食道場の説明
断食と言っても様々なタイプがありますが、
桐生断食道場の方針は、マクロビオティックを基軸とした個人個人の体調に合せた断食です。
マクロビオティックというのは、「マクロ=大きな」「ビオ=生命」「ティック=術、学」を合わせた造語で、日本で生まれた食の考え方のことを指します。日本の伝統的な健康食の方法に、中国由来の食の陰陽のバランスを組合わせたものなんだそうです。
まあわかりづらいんで食事に関して簡単に言ってしまえば菜食主義です。
動物性のものを摂取してはいけません。
で
1泊2日8000円のコースから今回私が行った3泊4日の18000円のコース、
さらには痩せるまでという18万円の過酷なコースまで用意があります。
・桐生断食道場での生活
day1
3泊4日のコースは夜から始まります。
なので、夕方に都内を出発して群馬へ向かいました。
事前準備としては、
持ち物が
■着替え、寝巻き(道場で洗濯できます) ■洗面用具一式(タオル・バスタオルもご持参ください)※道場では、河川を汚してしまうという理由の為シャンプー、 リンス、 石けん、その他洗剤は一切置いてありません。必要な方は各自ご持参下さい。 ■動きやすい服装(ヨガ体操をご指導いたします) ■運動靴 ■体温計(脇ではかれるもの)※毎朝計って頂きますので、必ずご持参下さい。 お忘れになった場合には、買いに行っていただきます。 ■保険証 ■筆記用具
こんな感じです。
注意ポイントは石鹸類、HPには持ってきていいよと書いてあるのですが、実際行くとなるべく使わないでねと言われます。
代わりにガスールというモロッコの泥石鹸みたいなものが置いてあります。
私はせっかくなのでこれを使用しました。
もう一つ注意ポイントが運動靴。
山登りがあると書いてあったので、ハイキング程度かなと思っていたのですが、かなりガチ目の登山でした。
もう少しちゃんとした靴を履いていけばよかったと後悔することになったので、しっかりした靴のご用意をした方がいいと思います。
これは注意ポイントというわけではないですが、暇つぶしグッズ。
割と隙間時間があったりするので、何か持って行った方がいいかもしれません。
ちなみに相部屋なのでPCは部屋では使用禁止。(スマホは使える。)
私は脚本を書こうと思ってPCを持って行っていたので、ロビーみたいなところで作業してました。
また道場に行く前は
■動物性食品(乳製品も含む)、白砂糖を控えてください。これによって、より効果的なダイエットができます。
との注意書きがあったので、私はもう初日から断食だーという気分で、何も食べずに向かいました。
そして20時頃に道場に到着です。
到着したら簡単に道場の説明を受け、参加の誓約書に署名します。
そして自分の体調を記載するアンケートみたいなものを渡されるので、それを朝までに書いておいてねと言われ部屋に案内されました。
ちなみにお財布は道場に預けます。
ズルして買い食いとかはできません。(と言っても周辺にコンビニとかはないんですが。)
部屋は相部屋で、男5人が寝たらいっぱいかな、くらいの広さです。
女子部屋は覗いていないのでわかりませんが、2部屋あって、人数的にもう少し広いのではないかなと予想。
私と同じタイミングで参加する関西弁のお兄様と、
20日間断食道場で過ごそうとしている若き猛者な青年。
ヨガに詳しくてダイエットの必要がなさそうなほっそり好青年。
1日でお別れになってしまいましたが、初日に色々道場のことを教えてくれた爽やか青年がいました。
関西弁のお兄様以外は年下な感じですかね。
部屋に入ると先ほどのガスールが布団の上に置いてあります。
……これが石鹸代わりか。
爽やか青年に使い方を教えてもらいます。
お湯に溶かして3分くらい置いた後に使うんだって。
特にとろみがあったり泡立ったりするわけじゃないから洗えてるのか不安。
で。道場の消灯が21時なんですよね。
シャワーは女子から入ってそのあとに男子なのですが、この時は女子の参加が多くてやや時間が押し気味。
女子たちがシャワーを浴び終わるのを待って男子がシャワーを浴び終えたのは21時30分頃だったと思います。
シャワー浴び終えたら即消灯です。
ちなみにストーブの火もここで消えちゃいます。ノーエアコン主義です。
でもですよ。こんな早い時間に寝れないんですよねー。
身体が夜型ですから…。
しかも空腹だと余計に眠気がこないんですよねー。
翌朝が5時30分起きなのはわかってるんですが、結局3時~4時くらいの1時間しか寝れず。
そんな1日目でした。
day2
朝は5時30分に起床です。
ほとんど寝れなかったから身体がだるいのですが、一踏ん張りして体温を計測し、歯を磨いたり顔を洗ったり。
アンケートに体調を記入したりします。
6時から体操の時間。
こういうところでやるんですけど、うわー思ってたよりがっつり道場だなーという感じ。
ここで30分ほど体操をします。
体操の中にプランクが組み込まれていて、うわー、これは寝不足の朝にはしんどいぞーと思いました。
7時からお掃除の時間です。お坊さんの弟子になったような気分で各自担当箇所を掃除します。
すべて雑巾で水拭きです。洗剤は使いません。
掃除が終わると90分くらいフリータイムがあります。
部屋の男性陣とおしゃべりしたり、疲れ果てて寝てる人がいたりさまざまです。
9時からは朝ごはんの時間。
朝ごはんは共通で
梅醤番茶と謎の粉(キビとか体にいいやつ)により生成されたねり団子。
正直このねり団子が私すごい苦手でした。
でも結構女性たちは美味しいと言って食べてたので、私の味覚の問題かもしれません。
そして道場長と健康状態のアンケートを元に面談をします。
手のツボみたいなところを押されていててててってなって、血が汚れてるねと言われました。笑
まあ汚れてるだろうな〜。血液検査の結果も悪いし。
あとは少し雑談。私の出身の湘南トーク。
道場長はフランクな感じの人でした。
10時からはビデオを見ながら自力整体という自重を利用して身体のツボを押していくヨガみたいなやつ。これを90分くらいやります。長い。。。
12時には昼食
私は道場特製の酵素ジュースのみでした。
この中で酵素ドリンクが熟成されております。
で、こちらがそのジュース。
朝と違ってこちらは甘くて美味しく頂けました。
ちなみに半断食や、その人の体調によってメニューが一人一人違うようで、それが面白かったです。
みなさんのやつはこんな感じ。
葛のスープ一つとっても上に乗ってるのが梅だったり生姜だったりその人によって違うのも面白いです。
昼食を終えてフリータイム。
PCをロビーに持ち出して脚本を書いてました。
あとは部屋じゃなくてロビーにいると女性と会話ができるという利点もありますね。笑
部屋は男子しかいませんから。
フリータイムのあと14時から
吾妻山という道場の近くの山を登りました。
これが結構きつかった。
実は桐生断食道場では水分摂取も制限されていて、1日に飲めるのが湯飲みに5杯までなんですね。
もちろん登山中も水分補給はできません。
この山もなかなか急勾配でしんどかったです。
はあはあ言いながらなんとか登頂。
この山、途中ルートが2つに分かれてて、
急勾配で近道な男道
緩やかで長距離の女道
ってのがあるんですね。
急がば回れってな話なんですが、男だったら男道で行くしかないっしょ!
と意気込んで男道へ。
そしてバテバテ。
疲れ果てたので1人でゆっくり下山しました。
が、持ち前の方向音痴を繰り出してしまい、下山ルートを間違えすごーく遠回りして道場に帰ってくることになりました。
帰ってきたのは16時20分。
次のプログラムが16時30分から始まってしまうので、急いで水分補給しました。
ちなみに登山は強制ではありません。
でもせっかく来てそこに山があったら登りたくなっちゃいますよねー。
16時30分からは午前とは違うメニューの自力整体。
これも長いんだなー。90分くらい。
登山の疲れもあり後半は眠くなる。
18時 夕食の時間
夕食もみんな違います。私は葛のスープでした。
でも正直、飯よりも何よりもアクエリアスをがぶ飲みしたい気分でした。
水分に飢えていました。
空腹感はほとんどないんですよ。喉の渇きとの勝負でしたね、登山からは。
夕食後はシャワーです。
シャワーの時に体重を測ったら88.9kg
マイナス2.1kgでした。
2日で2.1kgって結構すごいと思うけど、食べてなくてこれだけ動いたらそりゃ減るよなって感じではあります。
そして21時消灯。
しかし寝れない。こんなに疲れたはずなのに。
布団の中でもぞもぞもぞもぞ。結局2時間ほどしか寝れずに朝を迎えます。
day3
5時30分に起床です。
6時からは体操。でもこの日はプランクがなかったんです。体操のメニューも日によって変わるみたいです。
7時から清掃。分担が同じだったので慣れたものでした。
9時から朝食。また謎団子との対決。少し水分を多めにすることで乗り切りました。
10時から自力整体。こちらはビデオなので昨日と同じメニューです。そこまできつい動きではないんですが、長さにちょっとやられます。
12時に昼食。昼食はグレードアップして玄米のお粥でした。
14時30分まではフリータイムでおしゃべりしたり、脚本を書き書き。
そこからはお散歩。
また登山だったらきついけど、この日は緩やかに桜を見たり公演を歩いたり。
結構おしゃべりしながら歩ける余裕のある感じ。
どうでもいいですけど、私、お散歩好きなんですよね。
1人だと考え事に最適だし、複数でおしゃべりしながらも楽しい。
お散歩デートとかしてくれる女の子が好き。
歩くの嫌いっていう女の子は無理かも。
帰ってきて16時30分からは、また自力整体。
自力整体。身体には良さそうなんですが、まあとにかく長い。
90分かける2はなかなかしんどい。
18時に夕食
おかゆ。お昼のおかゆは梅が隠れていて、夜のおかゆは生姜。
同じおかゆでも微妙に違うんですよねー。
シャワーを浴びて体重計へ。
88.1kg!
正直もう一息行きたかったけど、昼夜おかゆ食べてるし、夜の測定だし、こんなものか。
そして21時消灯。
この日はまあぐっすり寝れました。生活リズムが道場に合ってきたんだと思います。
day4
最終日。
実は前日に女性陣も2/3以上帰ってしまい、男性陣は関西弁のお兄さんと20日連泊の強者と私のみ。
一気に道場が寂しくなりました。
5時30分起床からの6時体操。7時の掃除は人数が減ったので一人当たりの分担が少し広くなりました。
そして道場長との面談。
道場から出た後の指導をしてもらいました。
これも一人一人アドバイスが違います。
私は
1日1万歩は歩くこと
私はどうやら身体に水分を溜め込みやすいので、水分制限を続けた方がいい(600ml)
大根おろしが有効だよ
なるべく菜食を続けましょう
みたいなアドバイスを頂きました。
これは実践できるかな?これはきつそうだな?とか考えつつメモメモ。
指導の後は
9時から最後の朝食です。この時点で関西弁のお兄さんも帰ってしまっていたので、20日の強者と私とお姉様が1人。20人くらいいたはずなのに最終日は3人。ちょっと寂しい。
まあ平日なのでそりゃそうかという感じですが。
最後の謎団子との格闘を終えて、お弁当を貰います。
かわいいおにぎり。
これをお昼のお弁当にもらいました。
その後道場長に車で最寄り駅まで送ってもらい
道場生活終了です!
熱海の道場では夏に砂に埋まるやつがあるらしくて、道場長にそんな話を聞かされて、夏は熱海に行ってみようかななんて考えました。
砂に埋まるの楽しそうじゃないですか?
このまま都内に帰るのは寂しかったので、温泉に立ち寄りました。
お風呂で体重を測ったら87kg
3泊4日で4kgの減量に成功しました。
・断食道場から帰ってきて
さてさて、断食道場から帰ってきて何が一番心配かって、リバウンドですよね?
リバウンドしないためにも道場長から指導を受けたわけですから、それを実践しなくては!
完全菜食は無理そうなので、それ以外のなるべく水分を抑えて、大根おろしをとり、1万歩歩くというのをやっていきました。
ちなみに私の復食メニューはこんな感じ。
おろしがねが家になかったので、その日のうちに100均で購入して、早速大根をすりおろし、納豆と混ぜて豆腐の上にポン。なんか大豆だらけ。
でも痩せそうだし、健康にも良さそうでしょう?
で、徐々に鶏胸肉とかマグロとか動物性のタンパク質も摂るようにしていきました。
そんなこんなで断食道場を出てから1か月ちょい。
私の現在の体重は79.8kgです!
断食道場を出る前から11kgくらい、100kgからは20kgくらい体重が落ちています。
まだまだ目標に向けてダイエットを続けるつもりですが、ひとまず中間報告という感じでした。
あと15kgは痩せるぞ!
やっぱりダイエットはモチベーションの維持が一番大変です。
コツコツ物事ができない私は、こういうスパイシーなやり方が合ってると思うんです。
あと、断食道場での生活は正しくやれば生活習慣の見直しにも有効だと思います。
私はどちらかというと煩悩を捨てたくない人間なので、染まりきりませんでしたが、心を平穏に、そして健康にしたい方も、断食道場での生活というのはおすすめかもしれません。
え?なんで煩悩を捨てたくないかって?
そりゃあ
私、煩悩で作品つくってますから!
コンプレックスで作品つくってますから!
欲望で作品つくってますから!
心の健康は、私の作品を殺してしまうと思うんです。笑
ウエストランドさんのように
妬み、嫉み、僻み、Bobson でこれからもやっていきますよー。
ダイエットは引き続き頑張ります。成功したらまた報告します。
以上、身体は健康、心は真っ黒、Bobsonがお送りしました。