どーも、どん兵衛は15分置いて食べる派のBobsonです。伸びきった感じが好きなんですよね。
さて、長澤まさみさん主演の「嘘を愛する女」を見てきました。
あらすじは以下の通りです。
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食品メーカーに勤める川原由加利は、研究医である優しい恋人・小出桔平と同棲5年目を迎え、公私ともに充実した日々を送っていた。そんなある日、自宅で桔平の帰りを待つ由加利のもとに、警察が訪ねてくる。桔平がくも膜下出血で意識を失っているところを発見されたのだが、桔平の所持していた運転免許証や医師免許証はすべて偽造されたもので、職業も名前も全てが嘘であると判明したのだ。ショックを受けた由加利は桔平の正体を突き止めるべく、私立探偵の海原匠と彼の助手キムに調査を依頼。やがて、桔平が書き溜めていた700ページにも及ぶ未完成の小説が見つかる。その内容をもとに、いまだ病院で眠り続ける桔平の秘密を探るため瀬戸内海へと向かう由加利だったが……。
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総括を先にいうと
ヒューマンドラマとしてみた人と、ミステリーとしてみた人で評価が割れそうだなと。
ミステリーとしてみた人には、中盤が退屈に感じてしまう側面もあったと思います。
「早く真実を〜!」って感じ。
「真実は何であってもいい」と思って観れるかがポイントだと思います。
私は予告編の感じから途中までミステリーだと思っていたのですが、
途中で、「あ、これは違うぞ。真実に辿り着くまでの葛藤を描くタイプだ」と感じ、そう思ってみたら、面白かったです。
ただラスト周辺はあまり好みではない展開でした。
高橋一生さんが何者かという、正体が分かるまでの心境の描き方は、長澤まさみさんにとても感情移入しながら見てました。何度も肩透かしを食らう足で稼ぐ探偵の感じも好きでした。 ただ真相が分かった途端に、ベタなお涙頂戴劇展開になっていったのが、あまり私的には。。。真相が分かって5〜10分でおしまいでも私は満足でした。
私がこの映画を見て感じたことは、
「恋人や親友、近しい人の嘘の片鱗を見てしまった時に、人はそれに蓋をするのが良いのか、蓋を開けて真実を追求した方がいいのか」です。
昨今話題の不倫問題や相撲業界問題もそうですが、真実を追求したことによって悪い結果が生まれてしまうこともあるんじゃないかなと思います。
「真実はいつも1つ!」「真実は正義!」は少し子供じみている気もします。
もちろん私だって真実が正義であってほしいですが、理想と現実は違うものです。
誰だって嘘はつくでしょう。夫婦ともなれば、長年生活を共にしているわけですから言えないことの1つや2つ出てくるでしょう。
でもそこをほじくり返したばっかりに夫婦関係が破滅してしまったら悲しいと思うんです。
誰かが引退したら悲しいと思うんです。文化が愛せないものになったら悲しいと思うんです。
人間は完璧じゃない。けれど、それも含めて愛し合いましょう。と。
それが大人の付き合い方ではないでしょうか。
実際にあった事件を元にしているらしいですからね。
我々の日常にいつ起きてもおかしくないというわけです。
で。そんな私はすぐに真実を追求したがります!笑
わかっていても、ね。
キャストに関しては
長澤まさみさんが好きな人は満足し、高橋一生さん好きは物足りない作品だったかなと思います。長澤まさみさんが好きか嫌いかで評価分かれそうです。
私はこのカップル割と好きでした。
気の強い女の人っていいですよね。
この間みた「DESTINY 鎌倉ものがたり」と違い今回は大人のイチャイチャを見せられます。
どうでもいいですが、エンドロール見てたら制作会社が同じでした。
DAIGOさん、良かったです。こんな一面があったのか!
川栄李奈さんは、演出だと思うんですが、あそこまでキャラ作らない方が好みです。
そんな私は吉田鋼太郎さんにハマりました!
ツンデレ不器用おじさんっていいですよねー。すごい好きです。
私が中盤ずっとニヤニヤ見て入られたのはこのキャラの力が強いです。
物語の展開的にも
シリアス→ちょいコメディ→シリアス
だったので、途中のちょいコメディがホッとしてホッとして。笑
肩の力がいい感じに抜けました。
ちょっと話は変わりますが、映画内で育児ストレスの話が少し出てきます。
この映画を見た時、前の席で小さい子供を抱きかかえて映画を見ている奥さんがいました。
でもその子が途中で泣き出してしまい、退出せざるをえなく。。。
映画一本満足に見られないのは辛いなあと。
そういう小さいストレスが溜まっていったときに、放出先があればいいのですが、
夫とかにも相談できないといつか爆発してしまうんじゃないかなぁと思いました。
と、いうわけで親しい人との関係性を考えるきっかけになる映画。
恋人とかと見に行くといいんじゃないでしょうか。
瀬戸内に行きたい。